材料レビュー|ツヤと鮮やかさUP!ナパージュミックスを使ってみた

ケーキのフルーツやムースをツヤツヤに仕上げるナパージュ。塗るだけで見た目がぐっと華やかになり、プロっぽさが出るだけでなく、フルーツの乾燥を防いで鮮度も保てます。

しかし、ナパージュはスーパーでは手に入りにくく、材料店の通販サイトでは冷蔵扱いで送料が高くつくことも…。
さらに、使う量は少ないのに価格が高く感じる方も多いのではないでしょうか。

そこで今回は、常温で取り寄せでき、使いたい分だけ作れるナパージュミックス(パウダー)を試してみました。今回はその使用感や使いやすさを詳しく解説します!

ナパージュミックスとは

ナパージュミックスは、水を加えて加熱するだけで作れる、ナパージュの素です。粉末状で常温で保管できるため、使いたい時必要な量だけ作ることができます。

フルーツタルトやムースの表面に塗ることで、ツヤを出したり、見た目をきれいに仕上げたりすることができます。通常のナパージュと同じ仕上がりが、手軽に家庭で再現できるのが特徴です。

また、お値段もできあがっているナパージュにくらべてお安く経済的です。

ナパージュには大きく分けて2種類ありますが、ナパージュミックスは「加熱タイプ」にあたります。

  1. 加熱タイプ:カバー力が高く、フルーツやムースをしっかり覆えますが、温度管理が必要です。
  2. 非加熱タイプ:カバー力はやや弱めですが、そのまま塗れるため手軽に使えます。

ナパージュの作り方

ナパージュミックスを使ったナパージュの作り方はとっても簡単です!これは、今回使用した富澤商店さんのナパージュミックスの作り方です。

<作り方>
ナパージュミックス 20g、水 40g 1.鍋に分量の水を入れ、ナパージュミックスを振り入れます。 2.火にかけて、焦げ付かないように木べら等で混ぜながら沸騰させ1分半煮溶かした後火を止めます。 3.アクをおたまで取り除き、冷ましてから、お使い下さい。
※冷めて固まった場合は再度加熱し、煮溶かしてから、ご使用下さい。

ナパージュの使い方

できあがったナパージュは、大きく分けて3つの使い方があります。

  1. ハケを使って塗る
  2. フルーツやムースを潜らせて全体をカバーする
  3. 網の上にムースを置いて、全体にかける

ポイント

加熱タイプのナパージュは、使い方に少しコツが必要です。

  • 使いやすい温度まで冷ます
  • 水分を入れ過ぎない、増やし過ぎない
  • 何度も塗り重ねない

加熱タイプのナパージュは温度によって、粘度が変わります。高温だと、サラサラ過ぎて綺麗にコーティングできません。また、ムースやクリームが溶けてしまうこともあります。

しかし、とにかく冷ませばいいというわけでもありません。冷ましすぎるとボロボロのゼリー状になってしまい、うまくコーティングできないからです。

適切な状態は、ハケで持ち上げた時に、トロッとするくらいです。水分量が多いと低温でも固まりにくく、少ないと高温でもドロドロになってしまうことがあるので、分量と加熱時間をしっかり守って作りましょう。

また、重ね塗りしないのも大切なポイントです!ハケを使って塗る場合は、対象物の上にナパージュを置く様に塗ります。何度も触ってしまうとハケの筋が入ってツヤツヤ感が損なわれてしまいます。

ナパージュに潜らせたり、かけたりする時も1回でやめ、表面を触らない様に気をつけましょう。

実際に使ってみた感想

今回は、富澤商店で販売されているナパージュミックスを使用しました!

使いやすさ
◎(甘過ぎなくて良い)
セット力△(水分管理が必要)
◎(時間が経っても大丈夫)

作る手間はありますが、簡単にできるし時間もそこまでかからないのでよかったです!なにより、欲しい分だけ作れるので衛生的なのも気に入りました。

味は、一般的なナパージュとよく似ています。変な甘みもなく、フルーツの味の邪魔をしません。

セット力は、少し弱いです。加熱時間を伸ばして水分を飛ばしてみましたが、それでも少し柔らかい印象でした。フルーツタルトなどのようにをフルーツを固定するには水分を減らした方がいいかもしれません。コシが弱いのでそれでも少し不安は残ります。

ナパージュの1番の肝「艶」は完璧でした!時間がたってもプリプリで綺麗に輝いていました。

まとめ

  • ハケで塗るくらいしか使わない
  • 簡単にナパージュを使いたい!

という方は、できあいになりますが非加熱タイプの「ナパージュ・ヌートル」もおすすめです。

ナパージュを使って、お菓子の見た目をレベルアップさせましょう♪

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