お店で見るような、綺麗な編み模様のクレープが家で作れたら素敵じゃないですか?実は家庭用のテフロンフライパンでも、コツさえつかめば綺麗に焼くことができるんです。
今回は、クレープに浮かび上がるあの模様の正体と、美しく焼くためのコツをご紹介します。
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クレープの模様って?
クレープの特徴とも言える模様は「ダンテル(レース)」と呼ばれます。他にも、網目模様やちりめん模様とも呼ばれています。この模様が出ることで、見た目にもプロっぽい仕上がりに近づきます。
昔は「ダンテル模様が出ると美味しく焼けた証拠」と言われいましたが、現在ではこの模様にこだわらず他の部分で美味しさを追求するお店も増えていることから必ず必要というわけではありません。
私としては、アートのように美しいダンテル模様が大好きなので出来るだけ模様を出したいと思っています。
模様のできる仕組み
では、この模様を出すにはどうしたいいのでしょうか?ポイントの前に、模様のできる仕組みを知ると成功率が上がります!
焼き目がレースや網目のような模様になるのは、クレープ生地に含まれる水分が関係しています。
熱されたフライパンの上で水分が一気に蒸発し、気泡ができることで模様となって表れるのです。
そのためフライパンの温度や生地の水分量、粉の種類、油の塗り方によっても模様の出方は変わってきます。
模様をキレイに出すための3つのコツ
フライパンはしっかり予熱する
生地を流す前に、フライパンはしっかりと予熱しておくことが大切です。温度が低いと水分の蒸発がゆっくりになるので、模様ができ無いことも。しかし、温度が高すぎると生地が一気に固まってしまい薄く伸ばすことが難しいので調節が必要です。
プロはクレープパン(クレープ用の鉄製フライパン)を頬に近づけ、感覚で温度を調節することもありますが毎回同じように焼くのは難しいので表面温度計を使うのがおすすめです。私は、1枚焼くたびに表面温度計を使います。生地の配合にもよりますが180〜185度になるよう調整して生地を流すと上手に焼けます。
剥がれの良いフライパン➕油を使う
クレープでよくある失敗は、フライパンにこびりつくということ。(冷凍餃子がこびりつくのと似たような感じで…)
そのため、テフロン加工などされた生地離れの良いフライパンを使うのがおすすめです。しかし、それだけでは生地の模様は安定してつきません。
剥がれの良いフライパンでも油を使用しましょう。油を敷くことで、生地中の水分が蒸発しやすくなります。油は、キッチンペーパーに吸わせたものをフライパンに薄く塗り広げます。小さな油の粒がたくさん見えるくらいがベストな量です!少なすぎても多すぎても良く無いので、焼きながら量を調節していきましょう!
生地は手早く薄く広げる
生地を流したら、フライパンをすぐに回して手早く広げます。このとき、生地が多く分厚くなってしまうと模様が出ない原因になってしまいます。一回で綺麗に伸ばすのが苦手な人は、お玉ですくった生地の3分の2をフライパンに流し広げ、残りを穴が空いたり足りなくなった箇所に足してあげると全体が分厚くなることが防げますよ♪
うまく焼けない時の対処法
焼き模様がうまくできない時は、以下のポイントを確認して焼いてみましょう!
クレープは1枚失敗しても、もう一度チャレンジできる楽しいお菓子です!1枚ずつ慎重に、どこがダメだったか考えながら焼くことでコツを掴むことができますよ♪
特に温度は、表面温度計を使わないと毎回揃えることは至難の業です。焼き上がりの状態をみて温度を上げるか、下げるか、判断できるようになるといいですね!