スコーンに使うバターは、室温?冷たい?どっちがいいか焼き比べ!

レベルUP術

スコーンのレシピを選ぶ時、何を基準にしていますか?
材料や作りやすさ、作業時間を気にする人が多いのではないでしょうか。

今回は、作りやすさと作業時間に関わってくる「バターの使い方」で焼き比べを行いました!

スコーンには冷たいバターを使う方法と、室温に戻した柔らかいバターを使う方法があります。
結論、両方仕上がりが違うので自分の好みに合うのはどっちかを知り、スコーン作りを楽しみましょう!

スコーンの基本的な作り方

材料はレシピによって様々ですが、基本的な作り方はこちらです。

  1. 小麦粉や砂糖など粉類を混ぜる
  2. バターを加え、手やカードを使って粉と合わせる
  3. 卵や牛乳などの水分を加え、まとめる
  4. 台の上に出し、2〜3cm厚にのばす
  5. 半分に切って重ね、もう一度2〜3cm厚に伸ばす
  6. 5を1〜2回繰り返し、冷蔵庫で数時間休ませる
  7. 成形して180〜200度のオーブンで15分ほど焼成する

レシピによっては

  • 切って重ねて、がないもの
  • 寝かせる時間がいらないもの

というものもあります。

ここは好みなのでお好きなものを選びましょう。

スコーンのバター「室温」「冷たい」どっちが正解?

作り方は同じようなものが多いですが、バターは冷たいものを使う人、常温の柔らかいものを使う人がいます。これは、レシピ製作者の好みが大きく反映されています。

ここでは、自分の好みに合うレシピを選ぶためにバターの温度の差がスコーンの焼き上がりにどのような影響を与えるのか見ていきましょう!

条件

今回は冷たいバターと柔らかいバターで比べます。
冷たいバターはカードで細かく切るように、室温のバターは手で粉と擦り合わせるように混ぜ合わせました。

使用するレシピ(配合)、寝かし時間、焼き時間は両方全く同じです。

スコーンのレシピは後日公開予定ですのでお楽しみに!

結果:見ため

美味しいスコーンは側面に割れが入ると言われています。割れめがギザギザとしているため、「狼の口」と呼ばれます。

焼き比べた結果、室温のバターは狼の口が開き、冷たいバターで作ったものはパイの層のように割れました。どちらもパックリ割れめが出てとても美味しそうです!

断面をみると、割れ方に差が出たのがよくわかります。

室温のバターは柔らかく粉に馴染んだのに対し、冷たいバターは粉と全てが混ざったわけではないのでパイのように粉とバターの層ができています。この層になった部分や焼いた時の割れ目になります。

割れができる確率は、室温のものが75%、冷たいものが100%と冷たいバターで作る方が割れやすい結果になりました。これは作り慣れているか、レシピによって変わってくるとは思いますが、室温に比べて冷たいバターはバターの粒が大きく残ることが関係していると考えます。

結果:食感

一番注目してもらいたいのが「食感」です。

室温のバターは「外はサクサク、中はふわふわ」
冷たいバターは「外はザクザク、中はしっとり」
と、大きな差が出ました。

室温のバターは生地全体にバターが馴染んでいるため、生地の中に満遍なく散らばったバターの水分で小さな気泡が沢山できたからだと思います。小さな気泡があってふんわり仕上がるのは、分厚いホットケーキをイメージしてもらうと分かりやすいです。

逆に冷たいバターは前項の写真の通り、バターが混ざりきっていないので焼いてる間に溶けて生地にしみ込むので内側がしっとり仕上がります。表面はもともと生地中の水分量が少ない&溶けたバターで揚げられてザクザク、ガリガリに!ワイルドな食感が好きな人におすすめです。

個人的にはザクザクガリガリが大好きですが、ジャムやクリームに馴染むのはさくふわな室温のバターで作った方だと思います。

結果:味

今回は同じ材料、同じ分量で焼き比べです。結果どちらも美味しいですが、味は冷たいバターの方が室温のバターよりバターを強く感じました!

これも前項と同じく、バターの層ができたことが要因でしょう。

味と食感の面から考えて、シンプルなプレーン味は「冷たいバター」で。
ココアなどで味をつけたりするのは「室温のバター」で作るのが合うんじゃないかと思います。

結果:作りやすさ

お菓子作りでは作りやすさも大事ですよね。スコーンは混ぜて、まとめて切るだけなので生地を作るだけなら10分もあればできてしまいます。

ただ、気をつけないといけないのはバターが溶け出さないように手早く作業することです。バターが完全に溶けてしまうと生地がベタベタになり作業しにくいだけでなく、膨らまない原因になってしまします。

今回の焼き比べで作りやすかったのは「冷たいバター」のスコーンです。バターが冷たいと、小麦粉が吸う水分がほとんどないので、室温のバターを使うよりもベタつきません。カードでトントンと切るように小麦粉に混ぜるので片手は汚れずにすみます。

初心者さんや、手を汚したくない人には冷たいバターを使うスコーンがおすすめです。

しかし、室温のバターで作るのもそこまで難しくありません。冷たいバターに比べるとベタつきますが、打ち粉を使用すると問題なく作業できます。恐れることなく挑戦してください!

【まとめ】スコーン焼き比べ 室温のバター・冷たいバター

いかがでしたか?今回はスコーンを作る時にバターの温度に注目して焼き比べを行いました。

昔スコーンの書籍で「スコーンは作り手の数だけ種類が存在する」と見たことがあります。ある程度作り慣れたら、自分好みにレシピを改造して行くのも楽しいのではないしょうか!そこで大事なのは自分の好みを知ることです。お好みをみつけて楽しいスコーン作りを♪

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