フィナンシェやカヌレなど卵白を多く使うお菓子を作ると卵黄だけが余ること、よくありまりますよね。たくさん卵黄の余りが出た時、皆さんはどうしていますか?
よくお菓子作りをする人におすすめの保存方法は「冷凍卵黄」にすることです。
冷凍卵黄にすると高価な卵黄を無駄にせず、余裕をもって使い切ることができます。
そこで今回は、プロの現場でもよくやっている卵黄の余りを無駄にしない保存方法「冷凍卵黄」のレシピや保存期間をご紹介します!
卵黄の余りは冷凍卵黄にして保存する!
卵黄の余りは「冷凍卵黄」にして保存しておくと、欲しい時に欲しい分だけ解凍できるので便利です。特にカスタードクリームを作る時に重宝します。冷凍卵黄にするのはとっても簡単なのでレシピを覚えていつでも使えるようにしましょう!
冷凍卵黄のレシピ
材料
卵黄の余り | 余った分 |
グラニュー糖 | 卵黄に対して20% |
作り方
- 卵黄に対して20%の砂糖を加える
100gの卵黄に対して20gのグラニュー糖を加えます。 - 溶かすようにすり混ぜる
泡立てないように混ぜるのがポイントです。 - 清潔な容器に密閉して冷凍
おすすめはジップロック。
薄くなるので解凍が楽になります。
冷凍卵黄の保存期間
冷凍した卵黄の保存期間は約1ヶ月です。
冷凍しているので菌は増えませんが、市販の冷凍卵黄と違い殺菌していないので出来るだけ早く使い切りましょう。
冷凍保存した卵黄の使い方と注意点
余りの卵黄を保存するのに便利な冷凍卵黄ですが、使い方の注意点があります。これを間違えてしまうとレシピが崩れ失敗してしまうので絶対に間違えないようにしましょう。
ここでは冷凍卵黄の使い方と注意点を解説します。
冷凍卵黄の使い方
冷凍卵黄を使う時は「計算」が必要です。
レシピの多くは生の卵黄を使用するものなので、砂糖の入った冷凍卵黄をそのまま置き換えるとレシピが崩れてしまいます。甘すぎ、固まらない原因になるので以下の簡単な計算を覚えてください。
計算方法
- 卵黄はレシピの分量×1.2
- 砂糖は卵黄を増やした分減らす
例えば「卵黄100g、砂糖100gのレシピの場合」
- 冷凍卵黄は20%の砂糖が入っているので1.2倍の120gを計量。
- 砂糖は冷凍卵黄の中に20g含まれているので100-20=80gとなります。
解凍方法
計算が終われば解凍です。解凍は「使う分だけ」がポイントです。何度も冷凍と解凍をくりかえすと不衛生なのでヘラやスプーンを使って使う分だけ取り出しましょう。
解凍はすぐ使うのであれば常温。前もって解凍しておきたいなら冷蔵庫で。
常温で長時間の放置は腐敗の原因になるので絶対にダメです!
冷凍卵黄の注意点
注意すべき点は2つです。
①使用時の計算は絶対におこなう
とんでもない失敗をする確率が上がるので必ず計算してください。
②清潔な密閉できる容器で保存し、出来るだけ早く消費する
卵黄も砂糖も栄養価が高く、常温の冷凍卵黄は腐敗しやすい状態です。冷凍すると菌の増幅は防げますが、市販品のように殺菌・滅菌されているものではないので早めに消費していまいましょう。
【まとめ】卵黄の余りは冷凍卵黄で保存!レシピと保存期間を覚えよう
いかがでしたか?今回は、卵黄の余りの保存方法「冷凍卵黄」のレシピや保存期間をご紹介しました。 頻繁にお菓子を作る人にはもってこいの保存方法です。
レシピも作り方も簡単で、卵黄と砂糖をすり合わせるだけ!
保存期間は冷凍庫で約1ヶ月!
これだけ覚えておけば、余った卵黄を無駄にすることなく使い切ることができます。ぜひお試しください。