ケーキやムースをつややかに仕上げてくれる「パータグラッセ(コーティング用チョコレート)」。本格的なお菓子作りには欠かせない存在ですが、専用の材料をそろえるのは少しハードルが高いですよね。
でも実は、身近な板チョコとお家にある材料で、手軽に作ることができるんです!
今回は、気軽に試せて仕上がりもきれいな「簡単パータグラッセ」のレシピをご紹介します。
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パータ・グラッセの使い道
ムースやケーキのコーティング
表面にかけるだけで見た目がプロ仕様に!アーモンドダイスやココナッツなどローストしたナッツを加えてゴツゴツとした見た目にすることも可能です。
フルーツのディップ
チョコバナナには、溶かしただけのチョコよりパータ・グラッセがおすすめです!綺麗に薄く付くのでいちご・オレンジ・バナナなどをくぐらせて、チョコフルーツにするだけでお子様も喜んでくれるはずです。
アイスやパフェの仕上げ
アイスにかけると、パリッと固まるチョココーティングに。
プティフール(小菓子)の装飾
マカロンの片面に薄くつけたり、焼き菓子を部分的にコーティング。マカロンをデコレーションケーキに乗せる時の防水加工にも役立ちます。
板チョコパータ・グラッセの作り方
材料(作りやすい分量)
板チョコ(ブラック) | 100g |
サラダ油(匂いの少ないもの) | 10g |
太白ごま油、こめ油で作るとより美味しく作れます。
作り方
- STEP1板チョコを耐熱容器に割り入れ、電子レンジ600W30秒で数回加熱して溶かす。
- STEP2サラダ油を加え、ゴムベラで静かに混ぜ合わせる。
ムラなく混ざったら完成。
- STEP3フルーツや凍ったムースにつけて使用する。
ローストしたアーモンドダイスを混ぜると質感が出て可愛くなります♡
使い方と保存方法
パータ・グラッセは冷めると固まるため、使うときは湯せんや電子レンジで軽く溶かしてから使用します。高温にしすぎると焦げやダマの原因になるので注意しましょう。
溶かした後は少し温度を落とし、35℃前後で使うのが理想的です。熱すぎるとムースやアイスが溶けてしまうことがあるので、用途によっては温度がとっても大切になります。
保存は常温(26度)で2週間可能です。
注意点
溶かす時の温度が高すぎたり、冷え固まるまでに時間がかかりすぎてしまうと白い膜のようなもの(ブルーム)が発生することがあります。
板チョコは、メーカーごとに異なる性質の植物油脂も含まれるため原因追求は難しいです。
そのため、大量に必要な際は市販のコーティングチョコレート購入をおすすめします。