本格的なタルトタタンを作りたいけど
出来るだけ手間を減らして簡単に作りたい
出来上がったけどべちゃべちゃになったり苦い!
もっと美味しく作るにはどうしたらいいの?
お菓子作り歴15年、プロ歴5年のるいです!
タルトタタンをもっと簡単に、もっと美味しく作りたい人は多いんじゃないでしょうか?
タルトタタンを作る上でよくある難点はこの3つです
- タルト生地を仕込んで、寝かせて、リンゴの皮を剥いて…と工程が多い
- キャラメリゼの具合で味が変わって美味しく作るのが難しい
- 出来上がりがべちゃべちゃになる
私は何度もタタンを作ってきましたが、
工程数が多いせいで時間がかかるは、キャラメルを焦がしすぎて苦くなるは、ひっくり返したときにびしゃーっと汁が出てきて落胆するはで苦戦したことがあるのでよくわかります。
そこで今回は面倒な手間は取っ払って、成功率を上げるレシピをご紹介します!
具体的な対策はこちら
- 一番時間のかかるタルト生地を冷凍パイシートに置き換えて大幅に時短・お手軽に!
- キャラメリゼは薄め、濃くしすぎたら後から調整で失敗を減らす!
- 煮汁をとろみがつくまでしっかり煮詰めて固まりやすくする!
レシピとポイントをしっかり守ることで美味しいタルトタタンが作れるようになります
今回のレシピを使えば、浮いた時間で他の作業・家事が出来ますし、
美味しく作れるので、わざわざタタンを売っているお店を探して買いに行く手間を減らすことが出来ますよ!
早い、安い、美味しいのいいとこどりをしちゃいましょう♪
*この記事はプロモーションを含みます。
タルトタタン(15cmサイズ1台分)のプロレシピ
材料
今回は紅玉とその他のリンゴどちらでも作れるように材料を記載しています。どちらか確認の上ご使用ください
紅玉の場合
紅玉 | 3~4個 |
グラニュー糖 | 150ℊ |
バター | 35ℊ |
レモン汁 | 6g |
カルバドスorブランデー | 10ℊ(香りづけの為なくても〇) |
冷凍パイシート | 1~2枚 |
グラニュー糖(調整用) | 適量(味見しながら加える) |
紅玉以外のリンゴの場合
リンゴ | 3~4個 |
グラニュー糖 | 150ℊ |
バター | 35ℊ |
レモン汁 | 10g |
カルバドスorブランデー | 10ℊ(香りづけの為なくても〇) |
冷凍パイシート | 1~2枚 |
グラニュー糖(調整用) | 適量(味見しながら加える) |
- リンゴは紅玉がおススメですがフジなど手に入りやすいものでも大丈夫です
- おススメのお酒はリンゴのブランデーである「カルバドス」ですが手に入らない又はお酒が苦手でしたら抜いてしまって大丈夫です
下準備
*冷凍パイシートを冷蔵解凍しておく
*バターを1cm角くらいの大きさにカットしておく
作り方
①リンゴの皮をむいて8等分のくし切りにする。皮は捨てずにリンゴと一緒にしておく。
リンゴの皮も一緒に煮込んでいくので捨てないでください。皮を加熱することでペクチンが出て焼きあがった後ばらばらと崩れるのを防止してくれます。
②フライパンにグラニュー糖を半分加えて弱火にかける。
③溶けてきたら残りのグラニュー糖を3回に分けて加えていく。溶けない部分があったらゴムベラで触ってあげる。
④全て溶けきったら薄い金色になるまで加熱して火を止める。
この後も加熱して色が入っていくので薄いうちに止めておきましょう。
あまり色を付けすぎると苦くなってしまいます。
⑤バター、リンゴ、皮、お酒、レモン汁を入れてざっくり混ぜたら中火にかける。
紅玉は実が柔らかく崩れやすいので最初に混ぜてからは触りすぎない。
⑥リンゴから出た水分が半分くらいになったタイミングで必ず味見をする。苦みや酸味が強ければ調整用グラニュー糖を加える。
その時々のリンゴによって酸味や甘みが違います。失敗を防ぐためにも味見は必ずしましょう。そのままでよければ調整用砂糖は必要ありません。
⑦煮汁が半分以下になってリンゴの表面が少し透き通ってきたらリンゴと皮を取り出す。
⑧リンゴを型に綺麗に敷き詰めるように並べる。
⑨残った煮汁を再び沸騰させてとろみをつけたら型に流す。
トントンと型を叩き底までいきわたらせる。
⑩180度に予熱したオーブンで15分焼く。
⑪焼いている間にパイシートを15㎝より少し大きいの丸に伸ばす。フォークで沢山穴をあけておく。
⑫15分焼いたリンゴの上に伸ばしたパイを乗せ、180度でもう一度15分焼く。
パイに焼き色が入ったら焼き上がり。
⑬粗熱が取れたら3時間~一晩冷蔵庫で冷やす。
取り出すときはお湯に少しつけてからお皿の上にひっくり返して完成!
すぐに食べたいところですが我慢です‼
しっかり中まで冷やしてあげることで汁内のペクチンが固まって崩れにくくなります。
おすすめの材料
アップルブランデー(アップル原酒・カルバドス)
リンゴを使ったお菓子には同じくリンゴを原料に作られたブランデーの「アップルブランデー」がおすすめです。
少し入れてあげるだけで格段に香りとコクがアップします。加熱することでアルコール分は飛ぶので、お子様のおやつにも安心して使えるんです!
お酒はお菓子において悪者にされがちですが、料理酒と同じ感覚でお菓子にも使ってもらいたいです。
特に今回のように砂糖がたくさん入っているお菓子は甘みがくどくなりがちですよね?
お酒にはその「くどさ」を断ち切る役割があります!
今回私が使ったのは十勝ブランデーのアップル原酒です▼
実はこのお酒、180mlで2750円というかなり高級なもの…普段は手を出すことが出来ないので特別な時に使うようにしています。
このブランデーを一押しする理由は「北海道産」、つまり「国産」だからです!
私たちが普段お菓子に使用するリンゴの多くは「国産リンゴ」です。
フードペアリングでは「同じ産地のもの同士は相性が良いことが多い」と言われているので同じ国産のブランデーが合わないはずがありません。
そして、このアップル原酒はお鍋に入れた瞬間の香りが格別です!
フレッシュな果実感と深い樽の香りが広がり高級感が半端ではありません!
それでも値段が高すぎるよ…という方にはこちらがおすすめ▼
アップルブランデーの代名詞 「カルヴァドスブラー」
Amazon様商品紹介より引用
アップルブランデーは古くからフランス北部の各地で作られており、なかでもカルヴァドス地方のものはその品質の高さからアップルブランデーの代表的存在になった。
カルバドスとはアップルブランデーの中でも決められた地域でしか生産できないものなので、お値段が高くなりがちですが、これは700mlで2692円とコスパ最強です!これなら思いっきり使えます。
タルトタタンの為だけに大きなお酒を買うのは…と思いますよね。
でも大丈夫です!
カルバドスはカヌレ、紅茶、パウンドケーキなどの焼き菓子等々との相性もばっちりなので色々使えますよ♪リンゴのジャムやゼリーと合わせてみてもいいですね。
特に紅茶に入れて飲めばリラックスできるのでおすすめです。
最後に
いかがでしたか?
今回はパイシートで作る本格タルトタタンをご紹介しました。
本来はタルトというくらいなのでタルト生地を使用するべきだとは思いますがパイはパイなりの美味しさがあるのでオッケーということにします!
いやそれアップルパイやん!ってツッコミは受け付けません♪